学習障害抱えた生徒がいじめに耐えかね… 遺書に加害者の名を残し飛び降り自殺

母親への遺書で、全貌が明らかに。校長の名や加害生徒のリストもそこに含まれていた。

■過去にはセクハラ被害も…?

少年が母親に残した遺書などには、2020年にセクハラ被害まで受けたこと、またいじめが続いたせいで学校に恐怖心を抱くようになった経緯などが、細かく記されていた。

セクハラについては事実確認が終わっておらず、証拠もつかめていないようだ。またいじめについてもプライベートな内容が含まれることから、細かい点は明かされていない。


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■多くが親に相談できず

しらべぇ編集部が、全国10〜60代のいじめを受けたことがある男女720名を対象に調査したところ、全体の56.1%が「いじめを親に相談できなかった経験がある」と回答した。

いじめを親に相談できなかった経験者の割合

亡くなった少年が、生前にどこまでいじめについて保護者や先生に話していたかは不明だが、つらさを打ち明けていれば、救われた可能性はある。

学校側も暴力などを伴う悪質ないじめについては、警察を通す覚悟で被害者を守る必要があるだろう。傷害に該当する行為に耐えた末に10代の子供が自殺する悲しいケースは、日本でも発生している。

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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2019年3月22日~2019年3月27日
対象:全国10代~60代のいじめを受けた経験がある男女720名 (有効回答数)

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