学習障害抱えた生徒がいじめに耐えかね… 遺書に加害者の名を残し飛び降り自殺
母親への遺書で、全貌が明らかに。校長の名や加害生徒のリストもそこに含まれていた。
いじめに苦しんだ生徒が、被害の詳細を記した遺書を母親に残して、自らの命を絶った。少年を苦しめた加害者には校長も含まれていたらしきことを、『Tribune India』などインドのメディアが報じている。
■死を選んだ少年
インドで暮らしていた10代とみられる少年には、文字の読み書きを困難とするディスレクシアという学習障害があった。そのせいか学校ではひどいいじめにあい、次第に自殺したいと考えるようになったようだ。
そこで、少年は母親に読んでもらうための遺書を執筆。いじめ加害者の名前なども記したうえで建物の屋上に行き、そこから飛び降りて死亡した。少年を自殺に追いやったのは、ハラスメント行為に及んだとされる学校長、そして同じ学校の生徒複数名だったと思われる。
■逮捕に踏み切った警察
いじめを繰り返していたとされる加害生徒8名については、容疑者リストに載ったという情報がある。うち数名はすでに学校を辞めたと見られているが、警察は徹底的に捜査するようだ。
学校長についてはすでに逮捕されているというが、いつどのように嫌がらせ行為に及んだのかなど、詳細は今のところ公表されていない。