ヨドバシカメラ「やったんですよ必死に!」と絶叫 悲鳴の正体に称賛相次ぐ
みんな大好きヨドバシカメラが、突如「やったんですよ!」と慟哭。その事態になぜか、称賛の声が多数寄せられていたのだ。
「感情的になる」という表現はあまり良い意味合いで使用されないが、我われ人間にとって感情は切り離せない存在。むしろ感情的な発言やアプローチだからこそ、人の心を動かせる…という事態も決して少なくないのだ。
以前ツイッター上では、ヨドバシカメラが胸中を吐露した「感情的すぎるPOP」が話題となっていたのをご存知だろうか。
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■店頭で慟哭し始めたヨドバシ
件のPOPが注目を集める切っ掛けとなったのは、ツイッターユーザー・でぃさプラさんが投稿した一件のツイート。
こちらの投稿には「ヨドバシを象徴する人気商品」といっても過言ではないプラモデル「ガンプラ」が写っており、ツイートには「横浜ヨドバシのPOP笑った…」と、何やら意味深な一文がつづられている。
ウィンドウの左上に貼られたPOPには「やりました…」と気落ちした様子のフレーズが記されていたのだが、右上のPOPに目をやると、こちらでは「やったんですよ!」と感情が爆発。
さらにその左下のPOPでも「やったんですよ! 必死に!」と慟哭した様子の文言が続き、こちらの右下のPOPでは「その結果がこれなんですよ!!」という魂の叫びがつづられている。
果たして、ヨドバシに一体何が起こっているのだろうか…?
■「流石はヨドバシ」と称賛相次ぐ
「顔で笑って心で泣く」という言葉もあるように、どんなに幸せそうに見える人々でも、胸の内には大なり小なり悩みを抱えているもの。ヨドバシPOPの悲痛な叫びを受け、思わず「ヨドバシどしたん? 話聞こうか?」と心配してしまった人も少なくないだろう。
しかし、POPが設置された商品「PG ユニコーンガンダム」の原作『機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)』を知る人ならば即座にピンと来たことと思うが、こちらの感情爆発したPOPは同作への愛情あふれる壮大なオマージュなのである。
作中では主人公のバナージ・リンクスが自分の力ではどうすることもできない現実に直面し、打ちのめされてしまうシーンが登場するのだが、その際にバナージが放ったのが「やりました…。やったんですよ! 必死に! その結果がこれなんですよ! モビルスーツに乗って、殺し合いをして、今はこうして砂漠を歩いてる! これ以上、何をどうしろって言うんです! 何と戦えって言うんですか!」という台詞。
バナージ演じる声優の魂のこもった熱演は多くの視聴者の心を揺さぶったが、同時に「改変しやすさ」からネタとして非常に愛されており、スマホゲームのガチャで爆死した際などに、「やったんですよ! 必死に!」と叫び出す人も決して少なくない。
そうした背景もあってか、ヨドバシのPOPは多くのユーザーに感動を与えており、件のツイートは2,500件以上ものRTを記録。他のユーザーからは「ユニコーン好きなのが伝わってくる」「流石はヨドバシだわ」「欲しいんですよ! 本当に! けどお金ないんですよ!」「ヨドバシカメラのPOPセンスの良さよ」といった声が多数寄せられていたのだった。