ハードオフの要塞、突如出現した「警告」にドキリ 誠実な対応に称賛相次ぐ

施設内の「通路口」と思いきや…。あまりに予想外な正体と、店側の対応の早さが話題となっているのだ。

2022/03/01 04:45

■「要塞」と呼ばれているワケに納得

ツイート投稿主・伊藤さんは「ハードオフ」を筆頭に「オフハウス」「ホビーオフ」「ブックオフ」など「◯◯オフ」店舗が並んだテーマパークのような施設にて、こちらの鏡と遭遇。

ハードオフ店内の様子に思わずテンションが上がり、30分ほどの滞在予定だったのが、いつの間にか数時間が消し飛んでいた…というキング・クリムゾン現象を体験したことがある人ならばピンと来るかと思うが、そんなハードオフとその他「◯◯オフ」が連結したこちらの施設では「予定滞在時間」など意味をなさず、店舗を数軒ハシゴしただけで3時間近く時が吹き飛んでいるなど日常茶飯事である。

「ハードオフの要塞」や「魔窟」といった愛称で親しまれている同施設を初めて訪れた伊藤さんは、やはりその抗いがたい魅力に夢中になり、ウキウキ気分で階段を降りようとしたところ、危うく鏡にぶつかりかけてしまったそうだ。

しかし伊藤さんのツイートには店舗を非難する意図はなく、「私は空間を含む人工物と人との関係性を研究するユーザインタフェースの研究者ということもあり、こうした事象にとても興味があり、投稿した次第です」と、研究者らしい好奇心に満ちた口調で当時の様子を振り返っている。


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■この企業、対応が早すぎる…!

なお、ツイッターユーザーの間では、この後のハードオフの「誠実な対応」に称賛の声が寄せられているのだ。

伊藤さんのツイートが投稿された3日後には「ホビーオフ八王子大和田店」がツイッターより、「大変恐れ入ります」とつづったツイートを投稿。こちらには件の鏡が写った写真が添えられており、そこには「鏡です」と大きく記された張り紙が確認できるではないか。

その後はハードオフ公式ツイッターアカウントからも「思わぬ場所で事故が起こる可能性もありますので、ツイートでご指摘いただき感謝申し上げます。 お客様に安心・安全に店舗をご利用をいただけますよう、引き続き注意をしてまいります」というツイートが投稿されており、迅速かつ真摯な対応に称賛の声が相次いでいる。

ハードオフ

一連の経緯についてハードオフコーポレーション広報に詳しい話を尋ねたところ、話題となった鏡の件については「お客様のツイートを拝見した担当者が、まずはすぐにできる対応として張り紙を掲出させて頂きました」という回答が。

ハードオフ

鏡の危険性についても「店舗スタッフにとっては見慣れた風景のため危険性を認識しておりませんでしたが、思わぬ箇所で事故が起こってしまう可能性もございます」「ご来店頂くお客様に安心・安全に店舗をご利用を頂けますよう、気を付けながら運営をしてまいります」という真摯なコメントが見られたのだ。

一度訪れたら、定期的に訪問したくなってしまう「ラーメン二郎」のような魅力を秘めた同店舗。未体験の人はぜひ、一日のスケジュールを空けた状態で覗いてみてほしい。


【店舗詳細】

ハードオフ

「ハードオフ八王子大和田店」

東京都八王子市大和田町5丁目1−21

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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ

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