スノーボードをしながら自撮りしていた人気DJ 背後に映っていたクマに身震い

クマが走ったときの最高速度は、時速40~60キロにもなると言われている。

ヒグマ

写真や動画で被写体の背後にいる人の様子が面白く、笑い話になることはある。だが、もしそれが危険な生き物だったとしたら…? 珍しい話題をイギリスの『Mirror』や『DAILY STAR』が報じている。


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■フランスのアルプスに滞在

この話題を提供したのは、ブラジル出身で世界的なヒット曲を数々放ってきた、30歳の人気DJであるAlok(アロック)。今月初め、美しい雪山で有名なフランスのアルプスに、妻のロマナ・ノヴァスさんとともに滞在。その際、恐ろしい生き物に遭遇したそうだ。

当時はそのことに気付いていなかったというが、Instagramで「スノーボード旅行の動画を見返したら、驚いたことに…」と、ある動画をシェアしている。

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■優雅にスノボのはずが?

投稿された動画は、自身のヒット曲『Headlights』に乗せ、自撮り棒で撮影しながらスノーボードで滑り出すシーンから始まる。

だが数秒たつと、彼の背後から黒く大きなヒグマが現れ、アロックめがけて走ってくる様子が伺える。アロックは何も気づかず呑気に撮影を続けていたが、両者の距離は10メートルほどとかなり近く、危機一髪だったようだ。

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■動画を見返し激震

滑り終え、撮影した動画を確認したアロックは仰天。背後にヒグマが迫ってきていたことを、そこで初めて知ったのだった。

スノーボードのスピードが速く、追いつけないと判断したヒグマは地面に座り込んだ。しかしアロックが気づいてパニックを起こし、転倒などしていたら、そこで襲われていたかもしれない。

動画を見たファンからは「信じられなくて、何回も繰り返し再生しちゃったよ」「恐怖だけどミラクル!」といったコメントが書き込まれている。


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■冬眠しない近年のクマたち

「冬はクマが冬眠中」という説は、かつての話。近年は世界でも日本でも、真冬にもかかわらずクマの目撃情報が増えている。

クマは冬眠で体重が半分まで減ってしまうため、できるだけ多くの餌を冬眠前に蓄えておく必要があるが、ここ数年ドングリが凶作で、お腹が満たされないまま冬を迎えているそうだ。さらに地球温暖化の影響で、冬眠に入るほどの寒さを感じていないのではないかという。

スキーやスノーボードで雪山に行く人、そして春の訪れとともに山に入る人。お腹を空かせたクマとの遭遇には、十分に注意が必要だという。

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(文/Sirabee 編集部・桜田 ルイ

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