SNSで性の餌食を探していた30代子持ち女 多数の少年との性行為で逮捕
SNSには邪悪な罠が潜んでいることも。見知らぬ人がコンタクトしてきたら、注意が必要だ。
このほどアメリカのテネシー州で、少なくとも9名の少年に性行為を強要したとして、30代の女が逮捕された。『WTVC-TV』『TooFab』『NEW YORK POST』など、多くのメディアが事件について詳しく報じている。
■加害者は子育て中の女
この未成年者連続性的暴行事件は、テネシー州マクミン郡で2020年の春から2021年の後半にかけて起きた。被害者は、地域の4年制高校であるマクミン・セントラル・ハイスクールに通う男子生徒ばかり。把握できているのは9名で、14歳から17歳までだという。
加害者は、エングルウッドに暮らすメリッサ・ブレア(38)。子育て中の母親という事実も波紋を広げている。
■匿名の人物からメールが届く
昨年12月、匿名のメールが学区の教育委員会に送られ、相談を受けた警察が調査したことにより事件は発覚した。
メールは、ブレア容疑者が好みの少年をSNSで見つけるとコンタクトをとり、電子タバコなど欲しがる物を買い与え、その代わりに性行為を強要していたという内容だった。
■被害者数が増える可能性も
逮捕後、容疑の内容をすべて認めたブレア容疑者は郡拘置所へと送られたが、保釈保証金を支払い、現在は自宅で過ごしている。マクミン郡検事局のスティーヴ・クランプ氏は15日に記者会見を開き、「余罪は多々あるとみられ、現在聞き取りを進めている」と述べた。
同容疑者は今月28日に裁判所に出廷するが、それまでに被害者の数が増える可能性もあるという。
■不安を口にする保護者たち
この事件について教育委員会や同高校では激震が走っているが、保護者の動揺も非常に大きい。母親たちは、メディアの取材に「この件について子供とどんなふうに会話をしたらいいのか、わかりません」「巻き込まれた子供たちの情報が明らかになるのが心配です」などと話している。
事件の舞台となったエングルウッドは人口1,500人ちょっとの小さな町で、加害者がSNSを介して性の餌食を探し、簡単に接近していたという事実に、身震いする人も多いようだ。
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(文/Sirabee 編集部・浅野 ナオミ)