ダイソー、知恵と萌えを授ける最強カードゲーム爆誕 これが100円は神すぎる…

ダイソーで発見したカードゲームが「100円のクオリティじゃない」と話題に。気になるその内容は…。

■販売までの経緯が熱すぎる…!

今回話題となったツイートの投稿主・Kamoさんも「ボードゲームは数千円するものが珍しくなく、ルールを覚えるのもややハードルが高いイメージがあります」「しかしダイソーのボードゲームは短時間でルールを覚えられ、誰でも楽しめる、それでいて100円という低価格のため、パーティーの場で大活躍しています」と語るように、DAISOの展開しているゲーム類は、新規勢が尻込みしやすい「敷居の高さ」を感じさせない、親しみやすさと分かりやすさが魅力である。

そこでまず、大創産業に同ゲームの遊び方について尋ねると「ゲームは基本的に2人用で『遊戯王』や『デュエルマスターズ』に代表されるトレーディングカードゲーム(TCG)に近い遊び方をします」「プレイヤーが自由に組み合わせて作った20枚のデッキと1枚のサブユニットを使い、カードを戦わせて相手プレイヤーのライフを0にすることを目指します」という回答が見られたのだった。

同商品は、今年1月中旬頃からDAISO店舗での販売が始まったのだが、それまでの経緯について、担当者からは「ゲームマーケットというゲーム即売イベントにて『生物学カードゲームCELLアウトブレイク』の製品を直接スカウト致しました」という、非常に興味深いコメントが。

生物学カードゲーム CELL ジェネリック

商品化が決定した後も、既存の『生物学カードゲームCELL』をダイソー版にチューンアップすべく、ルール調整、仕様調整、制作、製造、動画編集などの数々の打ち合わせを経て、そのうえで件の『ジェネリック』が誕生したというワケである。

なお担当者は「約1年をかけて販売に至りました」ともコメントしており、関係者らがいかに同ゲームに情熱を注いだかが伺えるというものだろう。


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■凄いぞ「生物学カードゲーム」

「デッキ内のカードを使用して相手のライフを0にする」というのはカードゲームにおいて非常にスタンダードなルールだが、やはり同ゲームならではの要素といえば、名前にもある「生物学」をフィーチャーした点だ。

生物学カードゲーム CELL ジェネリック

こちらの『ジェネリック』には「免疫学vs微生物学」と「遺伝子工学vs生態学」の2種類のパックが存在し、商品には全88種類の生物学用語を擬人化したキャラクターイラストと、教養として役立つ生物学の用語の学術的な解説が付属しているほか、世界観やゲームプレイを通して、遊びながら自然と生物学用語に触れることが可能となっているのだ。

生物学カードゲーム CELL ジェネリック

もちろん独自性はそれだけでなく、担当者からは「TCGに親しんだ方にも満足して頂けるような、ゲーム性や独自のシステムもお楽しみ頂けます」という笑顔のコメントも見られたのだった。

通常のTCGをプレイするには、スターターセットや拡張パックなどを購入する必要があるため、初期費用も決して馬鹿にならないのだが、同商品は1パックに即使用可能なデッキが2つ入っているため、1パック買えばそのまま2人で対戦が可能となるのも嬉しいポイント。

さらには「ソロプレイモード」も搭載しているほか、4人までであれば複数人プレイも可能となっている。


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■気になる今後の展開は…

クオリティの高いデザイン性だけでなく、非常に練られたゲーム性、そして「遊びと学び」が非常に高度な形で融合した件のカードゲーム。

今後の展開にも期待が高まる…ということで、こちらについても確認してみたのだが、残念ながら追加カードなどの制作予定は「なし」とのこと。というのも、同ゲームは2作品でゲームが完結している「リミテッドカードゲーム」と呼ばれるジャンルに当たるためである。

しかし「その他ボードゲーム商品や、ボードゲームとは少し異なる作品群も益々商品化していくので、お楽しみにお待ち頂けると幸いです」というコメントも見られたため、DAISO店舗を訪れた際は、欠かさずゲームコーナーの商品をチェックしてみてほしい。


※取材は1月時点のもの。店舗によって品揃えが異なるほか、在庫がない場合がある。また掲載商品については予告なく廃盤、仕様変更等が発生する場合もある。

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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ

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