生き別れた妹と再会し男女の仲になった兄 彼氏ができた妹に激怒しバットで殴殺
海外にいた妹を呼び寄せ一緒に暮らし、男女の仲になった兄。ほかの男性の影に嫉妬し、妹を殴殺してしまった。
長年にわたり生き別れになっていた兄と妹が再会し、一緒に暮らすようになったが、なぜか2人は男女の仲へと発展していった。
妹が人生のすべてと化し、強く執着した兄。やがて恐ろしい殺人事件が起きたことを、『The Independent』『PENN LIVE』『NEW YORK POST』など、欧米の多くのメディアが伝えている。
■生き別れの妹と再会
この事件の加害者は、グアテマラ生まれで家族とともに3歳でアメリカ・テキサス州エルパソ郡に移住した、ホセ・マニュエル・グズマンという32歳の男。麻薬の密売で生計を立てていた。
あるとき「生き別れの妹が祖国にいる」と知らされ、妹を探し出して呼び寄せ、カヌーティージョの自宅で一緒に暮らすようになった。
しかし、あるときからホセは妹に性的魅力を感じるようになり、やがてふたりは男女の関係に。しかし、その性行為が強要によるものか合意の上かは、明らかにされていない。
■妹が別の男性とも恋仲に
そんな中、事件は今月1日の深夜に起きた。兄とは別の男性とも交際するようになっていた妹は、ある晩、その男性を自宅に招き入れ関係を持った。
しかしそれが兄のホセに気づかれた。裏切られたと激怒したホセは、男性を追い出すと愛していたはずの妹を暴行し、野球のバットやマッサージ器で殴り殺した。
■母親が警察に通報
母親に電話して犯行を自供すると、ホセは使用した凶器類、衣類、コカインや覚せい剤などをバッグに詰めて現場から逃走。しかし、母親からの通報を受けた警察により身柄を取り押さえられた。
ホセは殺人罪で逮捕・起訴され、身柄はエルパソ郡拘置所へと送られた。保釈保証金は100万ドル(日本円にして約1億1,560万円)とされたが、支払われたという情報はない。
■妹への異常な愛と狂暴性
この男は過去に複数件の麻薬所持や暴力絡みの事件を起こしており、2017年にも野球のバットで男性の腕の骨を折るなどしていた。グアテマラで暮らしていた妹は兄のそんな過去も知らず、やさしい言葉や愛情深さだけを頼りにアメリカに渡ってきたとみられている。
取り調べのなかでホセに見えてきたのは、妹に対する強すぎる愛情、独り占めしたいという執着。そして異常なほど嫉妬深い性格。この事件は、まさに「可愛さあまって憎さ100倍」の典型例だという。
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(文/Sirabee 編集部・浅野 ナオミ)