『破壊神マグちゃん』最終回 日常系漫画が『少年ジャンプ』で連載維持できた理由
映画『クレヨンしんちゃん』級のポテンシャルも見られた『破壊神マグちゃん』を振り返る。
■久々の王道キャラバトル
マグちゃんは、「破滅」の権能を持つ第一柱の邪神であり、バトル要素がないわけでもない。近年なかなか見ることのできない、キャラを生かした王道中の王道展開が見られたときは、大変な盛り上がりを見せた。
第51話、最大の敵となった第三柱「運命」のミュスカーとのバトル時である。ここで最大の活躍を見せたのが、第六柱で序盤から登場している「狂乱」のナプタークという邪神であった。
■意外性のヒーロー・ナプターク
柱の中では最下位ながらも、マグちゃんに「我は貴様を侮った事は無い」といわせ、ナプタークに最大の活躍の場を与える。なお、この回とちょうど人気投票の時期が重なったこともあり、ナプタークは人気投票で19,362票を獲得し、1位となる。
毎日Web投票ができたとはいえ、人気投票自体の票数も読者を驚かせ、『マグちゃん』読者の熱量の高さを示した。