ゲームのミッションに失敗し混乱した10代少年 現実との区別つかず家族4人を殺害

ゲーム依存に陥り、現実との区別も困難に。「生き返る」と信じ、少年は家族を殺害した。

■「生き返ると思った」

殺害された4人の遺体を最初に見つけたのは、少年の家でメイドとして働いていた人物だった。通報を受け急行した警察官たちは、家のあちこちに飛び散っていた血をたどり、少年の部屋へ。中に入ると血がついた服があったため、ただちに少年の身柄を確保した。

事情を聞かれた少年は、計画通りに「寝ていました」「事件には気づきませんでした」と説明した。しかし結局は嘘をつけなくなり、「カッとなって家族を殺してしまいました」「ミッションが終われば生き返ると思ったんです」と述べたという。


関連記事:父親を惨殺した25歳息子が逮捕 「アル中父親の暴力から母を守りたかった」

■ゲームと現実の区別がつかず?

精神状態などを確認した医師によると、少年は重度のうつを患っているとのこと。一方で警察は、「長時間オンラインゲームを続けた末に、精神的な問題を抱えてしまったようです」と発表した。

ゲームについては家族も心配していたらしく、事件直前にも母親が少年を叱っていたことも公表された。ゲーム依存症に陥り、現実との区別がつかなくなっていた可能性もあるというが、詳しいことは今後の検査・捜査の結果が待たれる。

・合わせて読みたい→「母と妹を守るため」 DV継父を刺殺した14歳少年の判決が確定

(文/Sirabee 編集部・マローン 小原

【Amazonセール情報】ココからチェック!