一度に目玉焼き650人分が調理可能? 重さ6トンの超巨大スキレットがお披露目に
鋳鉄専門の調理器具会社が、新たに建設する博物館の目玉として超巨大なスキレットを制作した。
アメリカ・テネシー州の調理器具メーカーが重さ6トンを超える巨大なスキレット(鋳鉄フライパン)を製造し、観光の目玉として博物館に展示する予定だという。『FOOD&WINE』『CBC Radio』などの海外メディアが報じている。
■創業125周年の記念事業
テネシー州サウスピッツバーグにある、鋳鉄専門の調理器具会社であるロッジ鋳鉄。同社は昨年に創業125年を迎え、記念事業として『ロッジ鋳鉄博物館』をこの夏にオープンする。
そんな新しい博物館の目玉として用意されたのが、全長約5.5メートル、総重量約6,500キログラムの巨大なスキレットだ。大型の輸送トラックに積まれて運ばれていく様子が、同社のTwitterを通じて公開されている。
■スキレットとしては世界最大?
同社のブランド開発マネージャーであるウォーカー・ヘンリーさんによると、このスキレットは世界最大の大きさとなり、調理器具としても完全に機能するという。
理論上は約650個の目玉焼きを同時に作ることができると考えているそうだが、このスキレットは博物館内に展示されることとなり、実際に調理に使用される予定はないそうだ。
■現実感のない巨大さ
巨大スキレットが輸送される様子を映した動画には、2,800件以上の「いいね」がつけられている。また「非現実的な光景」「まるでおもちゃみたいだ」「温めるにはどれくらいの薪が必要だろう」と、驚きのコメントも相次いでいる。
なおロッジ鋳鉄によると、このスキレットは博物館内に収納されており、オープンを予定している夏までは実物を見ることはできないそうだ。
■「鋳鉄フライパン」として差別化
ギネス世界記録が持つ世界最大の「フライパン」の大きさは直径6.72メートルで、トルコで600キログラムの子牛のレバーを2,520リットルの油で調理するのに用いられたという。
ロッジ鋳鉄のスキレットは5.5メートルであり、世界記録には少し足りないようだが、同社はあくまでも「100%鋳鉄製のフライパンとしては世界最大」だと主張。今後、記録が認められる可能性はゼロではない。
■巨大スキレットの輸送
If you were driving down I59 yesterday, you might have seen something special headed north! The World's Largest Cast Iron Skillet made its way to our campus to find its home in the Lodge Cast Iron Museum that is currently under construction. Learn more: https://t.co/ccaO9ysccD pic.twitter.com/eYO1VQH06g
— Lodge Cast Iron (@LodgeCastIron) January 13, 2022
・合わせて読みたい→トランプ前大統領に殺害予告繰り返す高齢者が逮捕 専門家が脅迫事件に警鐘
(文/Sirabee 編集部・びやじま)