「なぜ女子ばかりで男子を産まない」 妻の股間を紙やすりで傷つけた夫が逮捕
「誰かに口外したと知ったら、夫はさらに私を痛めつける」と怯えていた女性。誰にも言えず耐えていた。
■誰にも打ち明けられず…
女性が実父たちに事件について打ち明けたときは、夫による暴行が始まったときから、すでに日数がかなりたっていた。
長く黙っていたことについて、女性は「夫は粗暴な性格。誰かに口外したと知れば、さらに私を痛めつけると思い、その怖さとみじめさから誰にも言えなかった」などと話したという。
■容疑者の母親は擁護
タウフィク容疑者の母親であるレヌカ・シェイクさんは、この事件について息子を擁護するとともに、「嫁はうそつき。働いていないくせに」などと批判。すべて虚偽の申し立てだと主張している。
しかし「息子が嫁に暴行をふるったことは、1度くらいはあるようだ。でも、それ以上のことはないと思う」と話すなど、どこかあやふやな様子だという。
■地方に残るダウリー制度
インドでは、女の子の誕生を嫌う風潮がいまだにあるとされる。誕生した女の子が新生児のうちに捨てられたり、殺されたりする事件も後を絶たない。
その大きな理由が、1961年に法律で禁じられたにもかかわらず、いまだ地方部に残っている「ダウリー」という結婚持参金の制度。結婚の際に、新婦の側が大金を準備するものだ。
夫とその家族は、ダウリーのお金で車や高価な家電製品、その他のぜいたく品などを買うため、持参金の額が少ないと嫁いびりにもつながるという。
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(文/Sirabee 編集部・浅野 ナオミ)