両親は新型コロナの嗅覚障害で気付かず… 2歳息子が火災を知らせ一家は無事脱出
火災発生を立派に知らせた2歳児を、母親は「ミニヒーロー」と呼んだ。
■「間一髪だった」と告白
ケイラさんはメディアの取材に応じ、「家族全員をブランドンが助けてくれました」「ブランドンは私たちのミニヒーローです」とコメント。ケイラさんの夫ネイサンさんも、「間一髪のところで助かりました」「これはまさに奇跡です」と話している。
なお、夫妻と子供たちは過去に消防訓練を受けたことがあったが、新型コロナウイルス感染による嗅覚障害が、火災に気づくのに遅れる一因になってしまったようだ。
また家にあった火災報知機は取り付けから1年もたっていなかったが、警報を発したのは家族が脱出した後だった。
■多くの物を失った一家
この火災のせいで一家は大切な家、家財道具、車、衣類などすべてを失い、ケイラさんは「再びすべてをそろえるには時間がかかりそうです」と話している。それでも命は助かったことから、一家は親戚のもとに身を寄せたそうだ。
火災の原因について家族は、ブランドンくんの部屋にあったガスストーブから火が出た可能性が高いと考えているそうだ。まだストーブが必要な時期だけに、外出前、就寝前などには、ちゃんと消しているかを必ず確認しなくてはいけない。
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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)