「彼女の母親に腎臓を提供したのに…」 移植手術1ヶ月後にフラれた男性に励ましの声
心優しい男性が受けた仕打ちを知った世間からは、幸せを願う声が相次いでいる。
交際相手の母親の命を救うべく、臓器の提供を決意した男性。しかし、その後にフラれて「失意のどん底に突き落とされた」と明かし、同情の声が相次いでいる。イギリスの『Mirror』やインドの『TIMES NOW NEWS.COM』が報じた。
■彼女の母親が重病
メキシコのバハ・カリフォルニアに住み、教師をしているというウジエル・マルチネスさんが先日、TikTokで自身に起こった悲劇を打ち明けた。
ウジエルさんには以前に交際していた大好きな女性がいたが、ある日、女性の母親が重い腎臓の病気を患っていることが発覚したという。
■腎臓を提供
ウジエルさんは女性の母親の命を救うべく、ドナーになることを決意。適応度に関する各種の検査を経て、腎臓の1つを提供することが決まったという。
移植手術は無事に終了し、ウジエルさんも母親も術後の経過は順調。ところが、ひと安心していたウジエルさんを、予想しなかった悲劇が襲った。
■突然の破局
移植手術から1ヶ月もたっていないある日、ウジエルさんは突然女性にフラれてしまった。さらにウジエルさんの元を去った女性は、別の男性と交際を開始。1ヶ月後には、婚約したとの情報まで耳に入ってきたという。
ウジエルさんはTikTokで、「愛する女性のため、彼女の母親を命がけで救ったというのに…。僕は腎臓も失ったうえ、彼女まで失い、失意のどん底にいる」と悲痛な胸の内を明かした。
■冗談を言えるまでに回復
ウジエルさんの悲しい訴えはTikTokユーザーたちの胸を熱くさせたようで、動画は瞬く間に世界に拡散し、1,400万回以上の再生回数を記録している。
コメント欄には、「悲しまないで。彼女はとても素敵な紳士を失った」「どうか前に進んで、あなたにふさわしい最高の彼女を見つけて」といった同情や励ましの声が相次いだ。
反響の大きさに驚いたウジエルさんは、続報となる動画を投稿。「僕はなんとか元気にやっているよ。彼女をもう憎んでいない」などとコメントした。
また「二度と同じ失敗を繰り返さないで」という注意するコメントには、「大丈夫。もう提供できる腎臓がないから」と冗談で返すほどの元気を取り戻しているようだ。
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(文/Sirabee 編集部・桜田 ルイ)