9歳女子児童が小学校で頭を強打し死亡 父親の願いで臓器提供へ

学校で、児童同士が激突。それが原因で女の子が亡くなるという、あまりにも悲しい出来事があった。

■昏睡を経て死亡

脳から出血していた女の子は昏睡状態に陥り、入院から9日後に息を引き取った。深い悲しみに暮れ号泣しながらも、父親は医師に手渡された臓器提供に関する書類にサイン。複数の臓器を提供することに同意した。

父親は「英雄視されたいわけではありません」「娘の心臓がこれからも生き続けることを願っているだけです」とSNSに書き込んだ。そして対応が遅れた小学校を責め、「なぜもっと早く異常に気付かなかったのか」と、教師らに食ってかかったと明かしている。


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■父親の願い

「娘には、(臓器提供という形であっても)この世にとどまってほしい」「それが僕たち遺族が生き続けるモチベーションになるのです」と言う父親は、女の子が臓器移植で複数の患者を救えたことに安堵したという。

なお小学校側は遺族に謝罪し、「安全管理をより徹底していきます」と誓ったと伝えられた。

児童・生徒が学校で衝突し、ケガをするケースはよくある。ぐったりするなど様子に異変が見られたら、速やかに脳神経外科のある医療機関に行くのが望ましい。

この女の子の場合も、短い時間とはいえ意識を失ったというから、職員がすぐに病院に連れて行くべきだったのだろう。

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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原

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