煙を吹き出しながら空へ… ロンドンで未確認飛行物体の目撃情報か
飛行機が頻繁に往来する地域で、謎の飛翔体を目撃? 動画の撮影者は「ミサイルのようだった」ともコメントしている。
イギリス・ロンドンの上空で正体不明の物体が目撃され、煙を吹き出しながら上昇している様子が撮影された。『Daily Mail Online』『Texas News Today』などの海外メディアが報じている。
■煙を吹き出しながら空へ
謎の物体が撮影されたのは、ロンドン南西部に位置するトゥーティング周辺の上空。少なくとも二人の目撃者が、午後4時27分頃に正体不明の飛行物体を目撃したと報告している。
その際に撮影された映像では、灰色の物体が空に浮かんでおり、長い飛行機雲のような煙が後ろに続いている。物体は空に向かって、垂直に上昇しているようにも見える。
■飛行機よりも大きい可能性
目撃者の一人で、動画の撮影者でもあるグラフィックデザイナーのガブリエラさんは、自分のフルネームを明かさないことを条件に、謎の飛行物体について取材に応じた。
ガブリエラさんいわく、「奇妙な形の雲から長い煙が伸びていて、私はその中に巨大な濃い灰色の物体を見かけました」「その物体は真上に向かって飛んでいて、まるでミサイルのようにも見えました」とのことだ。
また現場はヒースロー航空を発着する飛行機が頻繁に往来しており、「窓から見た飛行機はとても小さく、それより遠くに見えていたこの物体は、飛行機よりも大きかったに違いありません」ともコメントしている。
■地球の湾曲による目の錯覚か
イギリスで、未確認飛行物体(UFO)の研究や目撃証言を集めている団体『UFO Identified』に所属するアッシュ・エリスさんによると、今回目撃されたのは「落下する火の玉」と呼ばれる現象ではないかという。
飛行機が離れて飛んでいるのを目撃する時、地球の湾曲が原因で、上向きに飛んでいるような目の錯覚を生み出すことがあるそうだ。ガブリエラさんは他の飛行機と同時に灰色の物体を目撃していたと言うが、はたしてそれは目の錯覚だったのだろうか。
■信じる人は少ない?
このUFO騒ぎに対する世間の反応は、「きっとホグワーツの生徒がほうきで飛んでいたんだろう」「いかにもタブロイド紙が喜びそうなニュース」と、比較的冷めた意見が多い。
なお、『Daily Mail Online』は英国防省にコメントを求めているが、現時点で回答は得られていないという。
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(文/Sirabee 編集部・びやじま)