新型コロナ感染後の母乳が緑色に 母親が喜んでわが子に飲ませた訳とは

「緑色の母乳はとても貴重なんです」と女性。幼いわが子に与えた後、家族全員で飲んだという。

母乳・搾乳機・赤ちゃん

母乳育児を行っている母親が新型コロナウイルスに感染した場合、大変まれではあるが、その後に母乳の色が緑色に変化することがあるという。1年ほど前から世界各地で報じられていたこの話題は、今では「新型コロナウイルスへの抗体が体にできた証拠」との説が有力視されている。

また一人、母乳が緑色になった女性についての情報がFacebookでシェアされた。

【写真】母乳が淡い緑色に変わる奇妙な現象


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■感染後に母乳の色が…

母乳が淡い緑色に変わるという話題をこのたびFacebookで拡散させたのは、医療従事者や救急の専門家が、小児のけがや病気について応急処置の情報を寄せ合う『CPR Kids』というアカウントだ。

アメリカ・ニュージャージー州在住で、育児のかたわらウェルネスコーチとして活動するアシュミリー(@ashmiry_)さんという母親が、昨年Instagramで「新型コロナ感染後、母乳の色が変化した」と報告した内容を紹介したものだ。

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■「家族全員で飲んだ」と母親

仕事で多忙ななか、次女ルビちゃんのために搾乳機で母乳をしぼり、専用のパックで冷蔵・冷凍保存していたアシュミリーさん。あるとき家族が次々と新型コロナウイルスに感染し、4人のうち3人が検査で陽性と判明したところで、母乳の色が変化したそうだ。

「緑色の母乳は抗体ができた証拠」との説があることを知っていたアシュミリーさんは、幼いルビちゃんにそれをたっぷりと与え、続いて家族全員で飲んだという。

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■同様の報告がしばしば

メキシコ・ヌエボレオン州のある母親も、生後4ヶ月の娘を育てていた昨年1月、緑色の母乳が出て驚いた一人だ。

「緑色の野菜を食べ過ぎたのでは」と疑う人もいたが、小児科医の説明は違った。「ウイルスに感染し、体内に強い抗体が作られていく過程で変化が起きたのだろう。安心して飲ませてあげて」と言うのだ。

同様の現象がしばしば報告されており、病気と戦う免疫グロブリンや白血球の増加が、母乳の色にそのような変化をもたらすと考えられているとの説明だった。


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■与えるメリットは大きい

『CPR Kids』でも、保存パックなどを扱う際の感染に気を付けながら、赤ちゃんには緑色に変化した母乳を飲ませてあげるといいと指導している。母親が新型コロナウイルスに感染しても、ウイルスが母乳に移行することはないと言われており、与えるメリットは大きいという。

なお『オーストラリア母乳育児協会』では、緑色の野菜、昆布ほかの海藻を大量に摂取した母親においても、同じような色の変化があるかもしれないと見解を述べている。

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■淡い緑色に変化した母乳

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(文/Sirabee 編集部・浅野 ナオミ

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