千葉県内の高台にある“謎神社”が話題 町は「漁師の神様」
町の担当者は「漁業が栄えていた時代には漁師たちで賑わったようだが、現在は町民もあまり行かない場所になっている」と述べた。
2022/01/14 16:45
全国の神社数は約8万8千以上といわれており、仏教系寺院よりも数が多く、日本で最も多い宗教的文化建築物といえる。そのうち、有人神社(神職者が常駐している社)は約2万社程度だという。そんな中、千葉県内の高台にある謎の神社がSNS上で話題を呼んでいる。
■民家越しに海が見える
投稿者のキャプテン村社さんは、Sirabee編集部の取材に対して「撮影したのは2020年11月で、千葉県安房郡鋸南町(きょなんまち)の勝山港近くの高台にある神社」と話す。
また、「日常に溶け込んでいるのに、単体で見ると異質。階段を登っていくと民家の屋根越しに海が見えるのもいい」と語った。普段は千葉県内の寺社巡りを行っているそうで、今回の反響については「マイナースポットが脚光を浴びるのはうれしい」と述べた。
■区長が管理
鋸南町役場の担当者は取材に対して「これは八幡(はちまん)神社で、館山市にある八幡(やはた)神社の系列となっている。海の神様で昔は漁師が集まってお祭りをやっていた」と話す。
神主は常駐しておらず、現在は町にある3つの地区の区長が中心となって管理しているそうだ。コロナ前は毎年10月の第一土曜日に地区の住民で祭典を開催していたが、新型コロナの影響でここ2年は開催されていない。