お湯が一瞬にして雲に変化? 北海道で起きた「マジック」のような出来事が話題

北海道・弟子屈町で起きた驚きの現象がネットで話題。その名も「ムペンバ効果」という…。

2022/01/13 04:00

■観光資源が豊富な弟子屈町

動画が撮影された弟子屈町は、湖として日本一の透明度を誇る「摩周湖」や国内最大のカルデラ湖の「屈斜路湖」があるだけでなく、温泉も豊富な観光スポットとしても有名。そして、冬場(12~3月)の気温は、ほとんど氷点下以下となっている。

ファルコンまつばらさんによると動画撮影時は-17~18℃で、このくらいの気温だと今回のような雲が作れるのだという。都内では考えられない寒さじゃないか…。


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■雲になる現象はムペンバ効果?

今回のツイートは、投稿からわずか数日で17万を超えるいいねを獲得。

そして、気になる人も多いであろうお湯が雲になる現象については、映画『天気の子』の気象監修を務めた雲研究者の荒木健太郎氏が、「わかりやすいムペンバ効果の実験。お湯は冷たい水より短時間で凍りやすいという現象で、1963年にタンザニアの中学生Mpembaが発表。最近、温度にむらがあるときに局所的に高温になった物質は、低温の分子状態にすばやく移行できるということが示されました。氷の雲がいい感じ」と引用ツイートで説明してくれた。

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(取材・文/Sirabee 編集部・Sirabee編集部

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