中学校長が女子生徒に「脱いで裸になれ」 生活指導のはずが性的虐待事件に発展
携帯電話持ち込みの生活指導のはずが、女子生徒に悪質な性的虐待をしていた中学校の校長。警察の介入を望む声も多く…。
このほどインドの中学校で、校長室を舞台にとんでもない性的虐待事件が起きていたことを、『India Just Now』『Times Now News』などが報じた。
校長ともあろう者が、まさか「そのような目」で女子生徒たちを見ていたとは…。保護者も生徒も、この件には驚きを隠せずにいるという。
■別室に連れ込まれる
事件はインド・カルナータカ州マンディア地区の、ある公立の中学校で起きた。
2年生の女子生徒が、教室で携帯電話を使おうとしていたことが発覚。指導のため校長室に呼ばれたが、なんと別室に連れ込まれて「携帯電話をどうしても教室に持ち込みたいのなら、制服を脱いで裸になれ」と命じられたという。
なお、校長の氏名については“スネーレタ”とのみ明らかにされている。
■「男子生徒に脱がされろ」
女子生徒は校長の命令に断固拒否。すると「自分で脱がないなら、男子生徒の力を借りるしかないな。無理やり服をはぎ取られればいい」と脅されたという。
帰宅後、女子生徒はこの件について両親に報告。生活指導どころか非常に悪質な性的虐待だとして、両親は村長、教育委員会、および学校教育に関するモニタリング組織の3ヶ所に苦情を申し立てた。
■厳罰を望む声も
これによりスネーレタ校長は休職処分となったが、懲戒免職、せめて停職処分がふさわしいという声も多く上がっている様子だ。
また警察の介入を望む声も多い。その場合、2012年に生まれた「子どもを性犯罪から保護する法律(略称POCSO)」にもとづき、刑事告発される可能性が高いという。
■11歳女児が妊娠した事件も
インドのビハール州では1年ほど前、31歳の男の校長が11歳の女子児童に性暴行を繰り返し、妊娠させていたことが発覚。逮捕・起訴され死刑宣告が下った。
また、校長室に女子児童を連れていき、暴行の様子を録画していた男の教諭は終身刑に。学校は閉校となり、女子児童は人工中絶手術を受けたが、心と体に負った傷は一生癒えないだろうと波紋が広がった。
・合わせて読みたい→小学校教師が児童のランドセルに嫌がらせ 保護者は「やりすぎだ」と投書
(文/Sirabee 編集部・浅野 ナオミ)