機内トイレのゴミ箱から赤ちゃんが発見 20歳母親を遺棄の疑いで逮捕
度々起こる赤ちゃん遺棄事件。そうなる前に、できることはなかったのだろうか…。
2022年の元日、飛行機内トイレのゴミ箱から、生まれたばかりの赤ちゃんが発見された。イギリスの『The Sun』や『BBC』が報じている。
■目的地に無事着陸するも…
1日、マダガスカルのアンタナナリボ・イヴァト空港を出発したモーリシャス航空のMK 289便は、目的地のサー・シウサガル・ラングーラム国際空港に予定通り着陸した。
全乗客の降機が終わり、機内に不審物や忘れ物がないかなどの確認が済むと、空港職員によるチェックや清掃が始まった。
■妊娠していた女
すると清掃員が機内トイレのゴミ箱から、まだ生まれたばかりの赤ちゃんを見つけた。
空港職員たちは赤ちゃんの生存を確認し、急いで病院へ搬送。通報を受けた警察は乗客リストから妊娠中の20歳の女を特定し、その女を発見した。なお赤ちゃんは、健康が確認されているという。
■退院を待って起訴
女は犯行を否定しているものの、直近で出産した形跡があるか、また産後の回復状態を調べるために病院へ運ばれ、現在も入院中だ。2年間の労働ビザを取得しており、モーリシャスで仕事を始める予定だったと考えられている。
警察は女の退院を待って、赤ちゃんを遺棄した容疑で起訴するという。
■2020年にはカタールでも
2020年10月には、カタールの首都ドーハにあるハマド国際空港内のトイレのゴミ箱に、赤ちゃんが遺棄されているのが見つかった。母親を捜すため、乗り継ぎのオーストラリア人女性客ら約20人が診察を強要されたとして、オーストラリア政府が大変な非難をしていた。
その後、アジア国籍の女が、出産直後に新生児の写真を相手の男性に送り、「子供を捨てて国に逃げた」と連絡していたことが分かった。母親は空港トイレのゴミ箱に新生児を遺棄してから、出発便に搭乗していたという。
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(文/Sirabee 編集部・桜田 ルイ)