30代女性への性暴行で13歳少年の身柄を拘束 性犯罪加害者の低年齢化が深刻に
少年による性犯罪の背景に、インターネットに反乱するわいせつ画像、動画などがあると感じる人は少なくない。
イギリスでこのほど、女性が若い男2名による性的暴行事件が起きた。犯人の1名は逃走中だが、身柄を拘束されたひとりが13歳であることを『Mirror』『The Sun』などが報じている。
■公園の茂みに連れ込まれる
今月21日の夜遅く、イーストロンドンのプラムステッドにある公園で、35歳の女性が2人組の男に茂みに連れ込まれ、性的暴行の被害にあった。犬の散歩中だった男性が異変に気づいて通報し、女性を救うとともに13歳少年の身柄を取り押さえたという。
ロンドン警視庁の職員は、犬に噛みつかれ指に重傷を負っていた容疑者の少年を病院に運び、治療後に逮捕。逃走中のもう1名の容疑者の行方も追っている。
■低年齢化する加害者
性犯罪者の年齢が確実に低年齢化しているイギリス。昨年11月にはシェフィールドで、当時21歳の女性が少年グループに集団レイプされるという事件が起きた。
逮捕された4人の年齢は、13歳、14歳、15歳、16歳。通っていた学校ばかりか、地域全体に激震が走っていた。
■性犯罪を繰り返す少年も
また2019年にはロンドンの中学校で、転校してきた男子生徒が女子生徒をひと気のないトイレに連れ込み、性的暴行を働くという事件も起きていた。
その後に、加害者の男子生徒は先の学校でも女子生徒2名を暴行し、退学処分を受けていたことが発覚。学校はその情報を把握していたといい、一切を伏せて男子生徒を受け入れていたことに、在学中の生徒や保護者から批判が殺到した。
■ネットも少年の性犯罪を助長か
イギリスでは近年、小中学生であろうと性犯罪者に裁判で有罪判決が下るケースが増え、市民にも情報が公開されるようになっている。
しかし人々は、年少者の性犯罪が増えた理由として、インターネットに氾濫するわいせつな画像、動画に大きな問題があるとして、そちらの規制を強く求める声も多数上がっている。
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(文/Sirabee 編集部・浅野 ナオミ)