ホテル従業員が明かす客からの珍リクエスト 「ホグワーツ行きの列車に乗りたい」

日々たくさんの客と接するホテルの仕事。刺激的な経験も含め、強いやりがいを感じているという。

2021/12/23 18:00

ホテル・受付・コンシェルジュ

ホテル勤務歴15年という女性が、このほど「お客様とのおもしろすぎるエピソード」を暴露し、話題を呼んでいる。イギリスの『The Sun』など海外メディアが報じた。


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■かわいいリクエストもあれば…

欧米を中心に、世界に展開する大手ホテルチェーンのTravelodge(トラベロッジ)。

そのひとつであるトラベロッジ/ロンドン・セントラル・シティ・ロードに15年間にわたり勤務し、現在では支配人を務めるエヴァ・ロストカさん(39)が、これまでにゲストから受けた珍リクエストを明らかにした。

例えば「子供が泳いでいるプールに魚を入れてほしい」「パンダと一緒にアフタヌーンティーをとりたい」といった要望があったそうだが、これらは不可能であっても、まだかわいらしい部類だという。

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■できないことには「NO」

エヴァさんは「私たちは可能な限りお客様の望みを叶え、それらを超えるものを提供するのが仕事です」と話す。

だが「午後10時に流れ星を流してほしい」「カモメに歌をうたってほしい」といったリクエストも多く、その場合は期待に沿えないことをはっきりと伝えるという。

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■真剣にリクエストする人も

最近では、あるビジネスマンが「上司がチェックインしやすくなるよう、ここの屋上にヘリポートを造ってほしい」と簡単そうに言ってきたそうだ。

ヘリポート設置の申請は大がかりなもので、運航者、航空局、所轄消防署、関係省庁の許可が必要。ホテルの一存で決められるものではないという。

またロンドンを旅行していた一家の父親は、わが子のために「キングズ・クロス駅からホグワーツ魔法魔術学校に行く列車に乗ってみたい。『9と4分の3番線』というプラットホームにはどのように行くのか」と真顔で質問。

エヴァさんは『ハリー・ポッター』に登場する架空の駅と列車であることを、やんわりと伝えたそうだ。


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■ペットの逃走や高級車の盗難も

ホテルには、忘れ物や落とし物にもさまざまな珍エピソードも。

エヴァさんは「アントとデックという私のアルパカ見ませんでしたか?」「今年65歳になる盆栽がなくなった」「駐車場に停めていたアストン・マーチンが消えた」といった、珍しいペットの逃走や高級車の盗難の訴えを、数えきれないほど聞いているという。

しかしエヴァさんは、「大変な仕事ではありますが、お客様とのそんなやりとりには楽しいこともいっぱいです。おかげでここ15年間、一度も退屈だと思ったことはないんですよ」と語っている。

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(文/Sirabee 編集部・桜田 ルイ

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