ダイソー、330円で謎すぎるゲームが爆誕 意味不明だがめちゃくちゃ楽しそう…

ダイソーで誕生した「謎すぎるボードゲーム」が話題に。なぜか多数の目撃情報が寄せられており…。

■「全然わかんないわよー!!」と思いきや…

念のため、ツイート投稿主・プロトクラフトさんに確認したところ「ボードゲームを作っている人にとっては『あるある』かもしれませんが、100円ショップではついボードゲームに使えそうなアイテムを探してしまいます」「今回は素晴らしいアイテムの組み合わせに巡り会えました」というコメントが見られ、やはり件のボドゲが「架空のゲーム」であることは間違いなさそうだ。

架空のボドゲ

なおプロトクラフトさんは「雰囲気だけ作って満足派」らしく、現地調達で作成したボドゲにルールを考えたことはないのだが、そちらを写真に収めてツイートすると、リプライや引用RTなどでフォロワーからの「オリジナルルール」が多数寄せられるというから微笑ましい。

従って、今回見られた「そのゲームなら知っていますよ」的なリプライは、格闘漫画などによく見られる「突如解説を始める情報通キャラ」的なネタツイートのようなものなのである。

しかしネタとはいえ、中には「もうこれが公式ルールで良いんじゃね?」と、思わずネジに手を伸ばしてしまいそうになる遊び方も少なくない。


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■歴史あるボドゲ「鉄騎兵」爆誕

例えば、突如現れた謎の情報通の中には「あー、『鉄騎兵』ですね。19世紀の英国で螺子職人たちが遊び始めたとされるゲームで、いくつかのローカルルールがありますが、基本的には敵陣の最奥に自陣のナットを到達させるゲームです」と、それっぽい解説を始める人物の姿も。

個人的には「19世紀の英国の螺子職人が発祥」というそれっぽい設定が、漫画『魁!! 男塾』に登場する「民明書房」をソースとする解説のようで、この時点で既にポイントが高い。

架空のボドゲ

また、この人物は「ネジの十字穴」を活用した「鉄騎兵」独自のルールについても言及しており、曰く「ネジは切れ込みの向きに応じて十字か斜めの1マスに進むことが出来ます。この向きは、ネジを動かした後に向きを変えることが出来ます」「進行中他のネジと接触する場合、そのネジはチェスのようにゲームから取り除かれます。あまり行なわれる手ではないですが、自分のネジであっても取り除かれます」とのこと。

この「あまり行なわれる手ではないですが」という一文がミソで、さも実在のゲームにおける「定石」や、漫画『ヒカルの碁』にて、囲碁を知らない多くの読者にも「何か凄そうだぞ…!」と衝撃を与えた「初手天元」のような「意表を突く形で使用される鬼手」を連想させる。

一連のルールを読んでいるうちに「うおぉ…鉄騎兵やりてぇ!」と、血が滾ってきた読者も多いことだろう。100円ショップを訪れた際は、複数の商品を組み合わせて「それっぽいボドゲ」を作ってみると面白いかもしれない。

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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ

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