息子救出のため荒れる海に飛び込んだ父親が溺死 深い親子愛に哀悼の声続出
仲の良い親子を襲った悲しすぎる出来事に、地元の人たちからも同情の声があがっている。
「絶対に息子を助けてあげたい」。その一心で海に飛び込んだ愛情深い父親が溺死したことを、『The Sun』などの海外メディアが報じた。クリスマスを前に、息子は優しく勇敢な父親を亡くしてしまった。
■釣りに出かけた親子
オーストラリアで暮らしていた男性(50)が、仲の良い息子(16)を連れて釣りを楽しみに出かけた。
しかし釣りの最中に息子が海に落ちて溺れ、予想以上に荒い波にさらわれるという想定外のアクシデントが発生。息子のピンチに気づいた父親は、すぐに海に飛び込み救出を試みた。
ふたりの姿が見えなくなったことに気づいた人物が通報し、急行した当局が上空からも周辺の様子を確認しながら、懸命に親子を探した。
■父親の死と息子の涙
息子は波にさらわれながらも必死に泳ぎ、どうにか海岸にたどり着いた。すぐにレスキュー隊に保護されたが、自分を救おうとした父親が行方不明になったと知らされると取り乱し、泣き崩れる一幕もあったという。
父親もその後ほどなくして発見されたが意識はなく、のちに死亡が確認された。救急搬送された息子の今の状態、家族のコメントなどはまだ発表されていない。