家族にさえHIV感染を伏せ続け… 自殺も考えた男性が9年間の葛藤を告白

本当は家族に寄り添ってほしいが、真実は明かせず…。男性の苦悩は大きかった。

■家族には真相を伏せ…

友達には事実を明かせた男性だが、家族には今も真実を伝えていない。HIV陽性と知った日から、すでに9年。家族は男性が病気であることも、同性愛者であることも知らないのだ。

支えてほしい気持ちはあるが、保守的で伝統にこだわる家族には理解してもらえない。そして何より、人々の偏見が恐ろしいのだという。


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■新たな出会いと恋

悩みも多いというが治療は順調で、ウイルス量は検出限界値未満になっている。それでも恋には臆病になっていた男性が、7年前にある紳士に惹かれ、勇気を出して事実を伝えたところ「心配するな」と抱きしめてもらえたのだという。

男性は匿名でメディアにこれまでの経緯を明かし、感染して間がなく悩んでいる人たちに「大丈夫だよ、きっと乗り越えられると伝えたい」と語った。

真剣に交際したい考えるカップルが、互いへの愛情を証明するためにHIV検査を受けるケースも増えているという。いずれにしても、HIV検査は匿名で受けられる。

心配な人はぜひ受けていただきたい。「HIV 検査 自治体」でネット検索すれば、有益な情報を探すことができる。

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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原

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