オミクロン株出現で危機感募る 米国では18歳以上ブースター接種を強く推奨
オミクロン株出現で危機感が募るなか、アメリカではブースター接種と感染予防続行を国民に呼びかけている。
■感染症専門家の見解
「オミクロン株はいずれアメリカでも確認されるだろう」との見解を当初より示していた感染症の専門家、アンソニー・ファウチ博士は、同国でも感染者が確認されたことを受け、「私どもには時間の問題だと分かっていました」とコメントした。
「まだワクチンを打っていない人はどうか接種を」と博士は改めて促し、ブースター接種の重要性にも言及。また「子供にもワクチンを受けさせてほしい」「人と屋内で集うときはマスクを着用するなど努力を続けることが大事」とも話した。
■クリスマスや年末年始を前に
ワクチン接種率も高くなったことから、マスク着用率の低下も懸念されるアメリカ。そこにきて今度はオミクロン株の出現が伝えられ、多くの人が「またか」とうんざりしている。
しかし、変異株はアメリカや日本を含むさまざまな国ですでに確認されているため、感染拡大・爆発を食い止めるにはそれぞれが感染予防に努めるしかない。体調などの問題でワクチンが打てない人、ワクチン接種年齢に至っていない小さな子供もいるのだ。
そういう人たちを守るためにも、マスク着用、手洗い、密の回避や換気など、引き続き感染予防に努力していきたい。
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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)