オミクロン株出現で危機感募る 米国では18歳以上ブースター接種を強く推奨
オミクロン株出現で危機感が募るなか、アメリカではブースター接種と感染予防続行を国民に呼びかけている。
新型コロナウイルスの世界的感染拡大から、ずいぶん長い時間が経過している。しかしここに来て再び変異株が出現したことから、いくつかの国では感染拡大を食い止めるべく試みが始まった。
アメリカでは18歳以上の国民全員にブースター接種を呼びかけていることを、『New York Post』などが報じた。
■変異株出現で募る危機感
新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」が世界の複数地域で確認されたことを受け、アメリカでもさらなる感染拡大を防ぐべく努力が始まった。
米疾病対策センター(CDC)は国内での感染が確認される直前に改めてワクチン接種の重要性を訴え、「18歳以上の人全員がブースター接種しましょう」とも呼びかけた。それまでは50歳以上の人などに推奨していた追加接種だが、対象年齢を大幅に引き下げたかたちだ。
2度接種したワクチンのメーカーによりブースター接種までの期間は異なるというが、より多くの人たちが早い段階でブースター接種することで、新たな危機を乗り越えたいという考えだ。
■ワクチンの重要性
「オミクロン株が出現した今、ワクチンとブースター接種がさらに重要になりました」というCDCは、オミクロン株は感染力が高いとみられることに言及。
またワクチンがオミクロン株に対しどれほどの効果があるのかについては、検証を進めている段階であることも明かしている。
これまで通りの感染予防対策を続けることが大事だとも付け加えたCDCだが、その後ほどなくしてアメリカでもオミクロン株感染者が確認されたため、不安の声が多くあがっている。