水谷隼選手、過去の海外滞在歴で献血できず 「そんな細かい決まりが…」
社会貢献のために献血をしようと考えた水谷隼選手。厳しい献血制限に「知りませんでした」と驚く声も。
東京五輪・卓球男女ダブルスの金メダリスト、水谷隼選手が26日、自身の公式ツイッターを更新。過去の海外滞在歴から、献血ができなかったことを明かした。
■献血しようとしたら…
トップ選手として世界を転戦してきた水谷選手は、「何か社会貢献したくて献血やりたかったんだけど、帰国後4週間以内はダメの条件があるから何年も献血できなくて…」と、これまで献血できないでいたことを打ち明ける。
また今季限りでの引退を表明しており、「引退して日本にいるからとやっと大丈夫だと思って行ったら、過去にドイツに住んでた項目が引っかかってしまい一切献血できないらしい」と肩を落とした。
■過去にドイツでプレー
日本赤十字社の公式サイトによると、献血を媒介して感染が危惧されるウイルス感染症などのリスク軽減のため、海外旅行者や海外で生活した人は、帰国当日から4週間以内は献血することができない。
また「変異型クロイツフェルト・ヤコブ病」は、輸血による伝播については今のところ未知の部分が多いものの、牛海綿状脳症(BSE)との関連が強く指摘されていることから、BSEが発生している英国やドイツ、イタリアなどに1980年から2004年までに通算6ヶ月以上の滞在歴がある人は献血できないとされている。
水谷選手は2003年からドイツの卓球ブンデスリーガのチームに所属してプレーしていたことから、この項目が該当したようだ。