華を欠く立憲民主党代表選 「泉・逢坂・西村」3人の闘いか
ドキュメンタリー映画が話題になり、平井・前デジタル相を選挙区で破った小川淳也議員は推薦人確保に苦戦との情報も。
■3人とも会見回数は増やす
私は3人に同じ質問をした。ひとつは「枝野代表は月に1回しか会見を開かなかった。他党代表のように週に1回は会見を開くか?」だ。
泉氏は「代表になる前に会見の話をするのは気が早い気もするが、私は政調会長として週に1回会見を行った。それを変えるつもりはない」との回答。
逢坂氏は「当然、回数は増やしていく。さらに、コロナ第6波が来るような緊急事態のときには、週1回と言わず、会見を増やし、発信力をつけていきたい」と積極姿勢をアピール。
西村氏は「会見のことにまで頭はまわっていないが、週1回はやることになるだろう」と応えた。
■積極財政は維持
二つ目の質問は経済政策。旧・立憲民主党は金子勝・慶大名誉教授、政治学者の田中信一郎氏、「財政破綻」の危機をあおる明石順平弁護士を経済ブレーンにするなど、緊縮志向があった。
国民民主党の一部と合併した新生・立憲民主党では経済政策の司令塔「経済政策調査会長」に江田憲司代表代行が就き、事務局長に落合貴之衆院議員が就任。
消費税5%への減税や1,000万円以下の所得世帯の所得税、1年間減免、貧困層への12万円給付を掲げるなど、積極財政へと転換した。3人に積極財政路線を続けるのか問いただしたところ、全員「続ける」とのことだった。