お湯を入れると絵が消える紙コップ 作家は「子供が喜んでくれるのが一番嬉しい」
作者は「おもちゃ作家は、自分にとっての天職。子供たちに喜んでもらえるおもちゃをずっと作り続けたい」と願望を語った。
2021/11/16 13:00
一年で最もおもちゃが売れるクリスマス商戦が近づいてきた。近年はコロナ禍を反映し、密を避けて少人数で楽しめるものが目立つという。そんな中、サスティナブルな手作りおもちゃをつくる作家が話題を呼んでいる。
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■雑誌の付録も監修
佐藤蕗(ふき)さんは、子供の手作りおもちゃ作家歴7年。美術大学でインテリアや建築を専攻し、建築設計事務所での勤務経験を持つ。子供の頃からものづくりが大好きで、「工作や手芸で食べていけたらいいな」との想いを抱いていたという。
出産を機に独立し、育児をしながらおもちゃづくりを続けた。そのおもちゃがSNSで大きな反響を呼び、本も出版。本格的に造形作家としてデビュー後は、大手出版社の幼児教育雑誌の付録の監修も担当し、新聞、雑誌、TV出演もこなしている。
■フリクションペンの温度変化
今回Twitterで話題となった紙コップは、フリクションペンの温度変化を応用。紙コップにまず油性ペンで簡単に顔を描き、その後フリクションペンで色を付ける。その紙コップにお湯(60℃以上)を入れると、フリクションペンの色だけが消える仕組みだ。
フリクションペンの温度変化は、イラストレーターなどの間ではわりと知られていることだという。2019年にも違う絵で反響があったが、今回も大きくバズった。