息子が7回通報も救急車は1時間待ち 「息できない」と絶叫した母親が死亡

救急車を待つ間、「死ぬ」と叫び続けた女性。助けることができなかった息子は、悲しみに暮れている。

■「忙しい」という対応に衝撃

2回目に通報したときには、「時間がかかります」「こちらも大変忙しいのです」と言われてしまった息子。さらに「とにかく水を飲ませてあげて」「落ち着かせて」と指示されたが、息ができない状態のビナさんを落ち着かせることは不可能だった。

そうするうちに、苦しんでいたビナさんの呼吸が停止。それでも救急車が来ないため、息子はさらに2回通報したという。


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■苦しすぎる最期

息子はビナさんを救おうと必死に蘇生を試みたが効果はなく、ビナさんはそのまま息を引き取った。死因は心不全だった可能性が高いという。

なおこの日、息子は計7回も通報。それでも救急車は遅れ、ようやく到着したのは最初の通報から57分後のことだった。この件で苦情を申し立てた息子は、「救急車が必要だったのに来てくれなかった」「そのせいで母は死んだのです」と主張した。

救急サービスを提供する組織の代表者は「お悔やみ申し上げます」「ご遺族とは連絡を取り合っており、何か分かりしだいお伝えする予定です」と公表しているが、壮絶すぎる親の最期を目の当たりにした息子の悲しみはあまりにも深い。

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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原

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