咳の原因は新型コロナと思い込み… 「末期がん」と診断された女性が経緯公表
体調不良を「コロナのせい」と考えていた女性。検査を受けたところ、悲惨な状態であることが判明した。
多くの人が新型コロナウイルスに感染し体調を崩すなか、「私も感染したに違いない」と考えていた女性。しかしその原因は、なんと…。思いもよらない事実に驚きつつ前向きに生きる女性について、『Metro』などイギリスのメディアが伝えている。
■新型コロナ感染を疑った女性
イギリスで暮らすジェニー・ウェラーさん(36)は昔から体を動かすのが好きで、年上の夫(61)とも仲が良く暮らしながら、パーソナルトレーナーとして働いていた。
健康にも自信があったというが、新型コロナウイルスの感染拡大が深刻になり始めたころ体調を崩してしまった。咳がずっと止まらないこともあり、「私もきっと陽性だ」と考えていたなか調子は悪くなる一方で、不安を募らせたという。
■体調悪化に続く診断
しばらくすると、ジェニーさんの症状はさらに悪化。耐え難い頭痛、吐き気、食欲不振、体重減少などさまざまな症状に悩まされ、そのうえ首のシコリに気づき、ようやくかかりつけの医師に電話をかけ相談した。
医師に「おそらく悪いものだと思います」と言われ検査の予約を入れたが、その日が来る前に自宅で倒れてしまった。
病院に搬送されたジェニーさんに下された病名は、なんと肺がん。他の部位にも転移し脳には腫瘍が5つできていたが、そのうちひとつはゴルフボールほどの大きさになっていた。