末期がん男性の超ポジティブ終活 通夜ならぬ「デス・パーティ」開催へ
死が近いことを受け入れ、「ならば最後にしっかり楽しもう」と決めた男性がいる。
■最期に向け準備は万全
ラスさんはパーティを企画する一方で、死後の諸手続きで家族が困らないように準備を進めた。遺産については兄弟、甥、姪に渡るよう手配したといい、葬儀についても自分で計画を立て好みの棺を選んだそうだ。
そんなラスさんに寄り添う母ブレンダさんは、「治療は一切受けないよ」というラスさんの決断を尊重。「通夜ではなくパーティを開催したい」というラスさんを、しっかりサポートしている。
■最後に人助けも
ブレンダさんはチャリティー活動に熱心で、がん患者とその家族を支える団体のために尽くしてきた。それをラスさんが引き継ぎ、誰かの役に立つことを願いながら、一生懸命にがんばっているという。
自分の死が近いと知った時、人はさまざまな反応を示す。ラスさんは現実を受け入れたが、決してふさぎ込まず、できる限りのことをして旅立つことにした。残された日々をラスさんがしっかり楽しめることを、多くの人が願っている。
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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)