小室圭さん、国連本部職員を目指す道も? NY暮らしの高ステータスを狙うなら…
小室圭さんについて、「国連本部に勤めるのはどう?」と簡単に言う人がちらほらいるが…。
来年2月、ニューヨーク州司法試験の再挑戦に期待がかかっている小室圭さん。しかし、そこで必ず受かるという保証はない。国際派としてニューヨークでのセレブ暮らしを望む小室さんに、何か別の輝ける道はあるのか。これは、おそらく宮内庁や日本政府もあれこれ思案していることだろう。
■国際公務員という道
インターナショナルスクールから始まり、ニューヨークのロースクールを卒業した小室圭さんは、誰もがうなる国際派かつ知的な仕事に就く道を模索してきた。
じつは今、SNSも含めて「マンハッタンに暮らすのだし、国連本部に勤めるのなんてどう?」と簡単に言う人たちがいる。
仮に国際弁護士の道をあきらめたとしても、自慢できる高ステータスの夫とニューヨークで暮らすことは、妻・眞子さんの強い願いであり、弁護士ほどの報酬は得られないにせよ国際公務員は人々の尊敬を集める憧れの職業だ。
■紛争などを解決・調整する力
国連(国際連合)は、国際平和の維持や諸国間の友好関係の発展を目的に、193の国が加盟している。
貧困、人権侵害、気候変動、軍事衝突、紛争などを解決・調整し、世界保健機関(WHO)、国連教育科学文化機関(UNESCO)や国際原子力機関(IAEA)ほか、関連機関は多数ある。
国連職員は世界で合わせて約4万4,000人。流暢に外国語を操り、それぞれの専門分野で高い知識と問題解決のスキルを身につけているという。
■日本人が目指す場合
日本の若者が国連職員を目指す場合、下記の3つのコースがある。試験の合格者は、学歴や経歴についての照会と確認を経て正式な採用(ロスター登録)となるなど、不正行為には非常に厳しい模様だ。
①国連事務局ヤング・プロフェッショナル・プログラム(YPP):大卒以上32歳以下を対象に試験は年に1度。ロスター登録が完了した者の多くは3.の空席が出たポジションを狙うという。
②ジュニア・プロフェッショナル・オフィサー・プログラム(JPO)派遣制度:修士号以上35歳以下、かつ募集職種に見合った実務経験が2年以上あることが条件。合格すると2~3年間、国際機関にて実務を経験する。試験を主催するのは外務省国際機関人事センター。
③空席公告(空席が出たポジションについてのインターネット求人)
■空席公告は多数あるが…
前述した「③空席公告」は、ウェブサイト『UN Careers – the United Nations』の「Job Openings」に常時大量に表示されている。
ただし、国連で働いた経験を持つ人が内部からの推薦で採用されることが多いため、日本人の場合は①か②を経験しておくことが、何より大切になるという。
『国際連合広報センター』によれば、正直で誠実かつ高潔な精神、中立かつ公平な立場で物事を考える力を備えた人材を求めているとのこと。現在の男女比が男性67%、女性33%とバランスが悪いため、女性の採用が増えているそうだ。
■日本に多数のライバル
ちなみに、JPO派遣制度の2022年度の候補者選考についてはもうすぐ募集要項が発表され、試験は2022年2月ごろに予定されている。
英語に加えてフランス語が話せると有利だといい、面接や自己PRでは国際機関でのインターン、コンサルタント、国連ボランティア(ユースも含め)などの参加経験が強みになるとのこと。
高校生のころからそうした経験を積み、国際関係学や国際平和について真剣に学んできた志願者が日本には大勢いるという。
こう考えると小室さんは条件的にやや厳しい感じがあり、これで合格すると、また「外務省や日本政府の口利きや圧力があったのでは…」と国民が騒がしくなってしまう可能性がありそうだ。
・合わせて読みたい→NY州弁護士会の学生論文準優勝者は三流卒で司法試験合格 小室圭さんとの違いは?
(文/Sirabee 編集部・浅野 ナオミ)