高齢女性が亡夫の携帯に残す涙のメッセージ 番号の現所有者は大量の留守録に苦悩
夫が契約していた携帯の電話番号が、すでに次の所有者に移っていることを老女は知らない…。
このほど若い女性のTikTokユーザーが、フォロワーたちに「あることで胸を痛めているの。こういう場合どうしたらいいのかしら」と涙ながらに相談した。
1人の高齢女性が、亡き夫の携帯電話の番号がいつまでもつながると信じ、留守電に「あなた、会いたいわ」と悲しいつぶやきを繰り返し残している。しかしそのメッセージのすべてが、動画の主の携帯電話に入って来るというのだ。
■昨年夏から突然…
TikTokにその動画を投稿したのは、28歳の女性ユーザー「waifoodd.png(@waifoodd.png)」さん。昨年、新しい番号の携帯電話を持つようになり、しばらくボイスメール(留守番電話)を放置していたという。
このほどそれを確認してみたところ、昨年の7月8日を皮切りに、同じ人物から大量のメッセージが続けざまに入っていることを知ったそうだ。
■数百件ものメッセージ
すべてのメッセージの発信者は、夫に先立たれたというミネソタ州在住の高齢の女性だった。
「さみしさのあまり、ついあなたに電話してしまうの」「会いたいわ」「どうしている? あなたは大丈夫なの?」といった内容で数百件、1日あたり多いときで4件も入っていた。
おそらく老女は、夫が契約していた携帯の電話番号に、waifoodd.pngさんという次の所有者が現れたことを理解していないのだろう。
■ブロックするべき…?
それらのメッセージを削除してしまっていいものか、悩んでいるというwaifoodd.pngさん。
あふれ出る涙、深い嘆き、そして「あなたの元に行くから待っていて」というメッセージに、たまらずもらい泣きしてしまったという彼女に、他ユーザーから何千というコメントが寄せられた。
「決して返事しないこと」「ブロックして放置を」という意見が最も多く、「相当思い詰めている。下手に刺激すると彼女は自殺しかねない」と心配するユーザーもいるようだ。
■「寄り添ってみては…?」
一方、「返事して優しく寄り添ってみては? なぐさめられれば気が済んで、電話してこなくなるかも」「夫に呼びかけることが老女にとっては唯一の慰め。許してあげて」「可能ならこのまま黙って受け止めてあげてみては」といったコメントも。
『It’s noon & now I’m broken』というタイトルのその動画は、400万近い再生回数と55万を超える「いいね」を記録している。心優しいwaifoodd.pngさんだけに、思いやりのある何らかの解決方法を考えるのではないだろうか。
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(文/Sirabee 編集部・浅野 ナオミ)