LEDを液体窒素に入れると色が変化? 担当者は「まさかこんな感じになるとは」

「子供たちの好奇心は無限大。このようなショーから科学に興味を持ってもらえれば大変うれしい」と担当者。

佐賀県立宇宙科学館

LEDとはLight Emitting Diodeの頭文字で、文字通り「光る半導体」の略称。組成は違うが、トランジスタや集積回路(IC)などの半導体と同じ仲間のため、寿命が長い、消費電力が少ない、応答が速いなどの特長を持つ。

この特長を照明に利用しているのがLED照明だ。そんなLEDにまつわる驚きの実験結果が、SNS上で話題を呼んでいる。

【動画】LEDの驚き実験


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■色が多様に変化

この動画を投稿したのは、佐賀県立宇宙科学館(佐賀県武雄市)のスタッフで、地元小学校で行う実験ショーの準備のために実施したそうだ。オレンジ色のLEDを液体窒素に入れると、発光色が黄色、緑色へと変化していく。

LED実験

しらべぇ編集部の取材に対して、スタッフは「なぜ変化するのか詳しい仕組みは、よくわからない」と話す。白いLEDを入れても変化せず、赤色については肉眼では見えないぐらいの変化だったそうだ。また、青色系も同様で、変化するのはオレンジ色か黄色だという。

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■子供たちからの質問がキッカケ

「LEDはホームセンターなどで購入できるが、液体窒素は一般の方は手に入らないし、高価。そのため、今回多くの方に珍しい現象を見てもらおうと投稿した」とスタッフ。

LED実験

出張先の小学校では、ドライアイスや液体窒素による超低温実験で、バナナを入れてパリパリにしたり、シャーペンの芯に電気を通したものを液体窒素に入れて、電球と同じよう光る現象を見せているという。

その際に子供たちから、「LEDを入れたらどうなるの?」という質問がでた。そのため、実際に科学館で試してみたところ、今回のような結果になったが、その場にいた8人のスタッフ全員が驚いたそうだ。

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■好奇心は無限大