兄が妹に性的虐待… 知りながら放置した母親に実刑判決の可能性
子供を守るべき母親が、むごい虐待を放置。娘が負った心の傷はいかばかりか…。
■息子に下された判決
この件に関する情報を当局がつかんだことから息子は身柄を確保され、2020年1月に懲役11年半の禁錮刑、それに加えて7回のむち打ち刑を命じられた。
まだ幼かった妹に性的いたずらを繰り返したこと、そして性行為まで何度も強いたことが判決に影響を与えた。当局は、息子に好き放題させた女の責任も極めて重いと考えた。
■母親の今後は?
娘を守ろうともしなかった女も今年の10月25日に起訴されており、11月には出廷が予定されている。
息子の行為を許した点で有罪と判断された場合、最長4年の服役と罰金の支払いを命じられる可能性がある。また犯罪に関する情報を故意に伏せた点が有罪と判断されれば、さらに最長6ヶ月の服役と罰金の支払いが命じられるという。
家族に裏切られ長いあいだつらい思いをしていた娘だが、まずは安心して暮らせるシェルターに移ることができるよう、当局が準備を急いでいるところだという。
娘はまだ10代。父親がどこにいるのかなど詳しい事情は伏せられているが、今後は不安から開放されて心穏やかに暮らしてほしい。
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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)