新婚1ヶ月の妻を50代男に売り飛ばした鬼畜夫 得たお金は携帯電話と食費に…
性的人身売買の犠牲になった女性。取引した男は「お金も払ったのに手放すのはおかしい」と、警察の保護に強く抵抗した。
親が勝手に決めた縁談で、10代のうちに結婚させられることも往々にしてあるというインド。若い夫のあまりにも冷酷な仕打ちに泣いた女性の話を、『ヒンドゥスタン・タイムズ』『Times Now News』などが報じている。
■「ある少年から女を買った」
インド・ラジャスタン州バラン地区で続いていた、26歳の女性の捜索活動。このほど55歳の男の自宅にいるところを保護され、やっとオリッサ州の実家へと戻された。
男は「ある少年からこの女性を1.8万ルピー(日本円にして約2万7,300円)で買った」と、誘拐ではなく性的人身売買の取引があったことを説明したという。
■結婚わずか1ヶ月で…
その後の聞き取りで、女性はなんと彼女の17歳の夫に売り飛ばされていたことが判明した。
オリッサ州バランギル地区出身の女性と若い夫は、今年7月に結婚し、仕事を求めてラジャスタン州へ。夫はバラン地区でレンガ職人として働いていたなか55歳の男と出会い、結婚わずか1ヶ月にして彼に妻を売り飛ばしていたのだった。
■「妻は家出した」と嘘を
お金を得ると、レンガ職人の仕事も辞めて単身オリッサ州に戻った夫。女性の家族には「彼女は僕を捨てて出て行った」と説明したという。
しかし話のつじつまが合わず、家族は警察に相談。厳しい取り調べを受けた夫は「お金は携帯電話の購入と食事に費やした」などと供述した。妻に対する愛情や慈しみの心は、一切見えなかったという。
■女性の保護に強く抵抗した男
人身売買の罪で起訴された夫は22日、身柄を少年拘置所に送られた。事件は少年裁判所で扱われることになる模様だ。
なお、55歳の男は自宅に現れた警察に、「ちゃんとお金も支払った。買った商品をなぜ手放さなければならないのか」と主張し、女性の保護に強く抵抗したという。
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(文/Sirabee 編集部・浅野 ナオミ)