コロナ禍「ゲーム課金や投げ銭トラブル」急増 小学生が150万円以上使った例も
「子供が親のクレジットカードを使って決済した場合、親が承諾したと判断され返金には応じてもらえない可能性が高い」と国民生活センター。
2021/10/26 17:30
新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、外出を控えて自宅で過ごす時間が増えた昨今。また学校が休校になったことで、子供たちがオンラインゲームやライブ配信アプリに没頭し、課金額が膨れ上がるケースが急増しており、国民生活センターは注意を呼びかけている。
■相談件数は約3倍に
全国の消費生活センターなどに寄せられた、オンラインゲームに関する小・中・高校生のトラブル相談件数は、2016年度は1,171件。2020年度には3,723件と急増し、過去最高を更新し続けている。
今年5月には小学生2人が家族で共有しているタブレット端末を使って、オンラインゲームで150万円以上使っていたことが判明した。
■決済メールをゴミ箱に移動
タブレット端末には親が2枚のクレジットカード番号を登録していたことで、息子2人が勝手に課金していた。
クレジットカード会社からの決済メールがタブレットに届いていたが、子供たちが「ゴミ箱」のフォルダーに入れてしまったため、両親が気づかずに被害額が膨らんだ。