搭乗客がフライト中に仰天スピーチ 「コロナはネットと電子デバイスのせい」
搭乗客たちが静かに過ごしたい機内。しかしとんだ迷惑な客のせいで、それは叶わなかったそうだ。
アメリカ大陸の上空を飛ぶ飛行機で、女の搭乗客が突如スピーチを始め、客室乗務員たちに拘束されるアクシデントが起こった。『NEW YORK POST』や『FOX NEWS』などが報じている。
■機内で騒ぎが発生
ポップ歌手として活躍しているジャウニーさんという男性が、16日にTikTokに投稿した動画が話題になっている。
「今、フライト中でデルタ航空の機内にいるんだけど、これをシェアするためにわざわざWi-Fiを買っちゃったよ」とつづられており、驚くべき行動に出た搭乗客に遭遇したというのだ。
■パンデミックの起源は…
ジャウニーさんによると、あわただしい食事サービスが終わり、搭乗客はそれぞれに落ち着いた時間を過ごしていた。
そんな中、白いブラウスの姿で自前のマイクとヘッドセットを装着した女が、突如として立ち上がり通路へ。「パンデミックはすべて、人間が少しの信仰を失ったために始まりました」とスピーチを始めた。
客室乗務員がただちに駆け寄り制止しようとするも、女がそれを振り切ってスピーチを続ける様子が動画からうかがえる。
■ついに拘束された女
女はさらに、機内に響き渡る声で「新型コロナが世界で大流行した理由は、インターネットとバカげた電子デバイスの乱用の結果です」と主張した。
ついに乗務員たちが「座席に戻ってください。そうでないと今すぐ体を拘束し手錠をかけます」と告げるも、女は「手錠だって? 私は完全に無害な人間なのに」と怒鳴りつけた。
他の搭乗客からも「席に帰れ!」「うるさい」と非難が飛ぼうが、「みんな私のスピーチを楽しんでいるのに」と返し、ついに乗務員たちは女を拘束して機内後方に連行した。
■騒ぎを起こす搭乗客が増加
今のところ、女の正体は明かされていない。しかしアメリカ連邦航空局(FAA)は、今年に入りフライト中に騒乱を起こした搭乗客の数は789件と報告しており、これは、2019年と2020年を合わせた数の2倍以上だという。
今回の動画について、デルタ航空の本部は「乗客乗員の安全は常に最優先事項です。当時の様子はビデオで確認しており、フライトクルーの迅速で正確な行動に感謝しています。飛行機は予定通りの時刻にJFKに着陸しました」と述べている。
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(文/Sirabee編集部・桜田 ルイ)