遊園地アトラクションから6歳少女が落下死 遺族は安全管理を問題視
事故を起こしたアトラクションには、過去にもシートベルト装着を巡るトラブルが...。
2021/10/08 06:30
■無視された警報
9月5日、家族とともにアメリカ・コロラド州にある『グレンウッド・ケイバーズ・アドベンチャー・パーク』を訪れたウォンゲル・エスティファノスちゃん(6)が、自由落下するタワー型のアトラクション「ホーンテッドマインドロップ」に乗った。
これは一度に6人の乗客を乗せて110フィート(約33メートル)落下するアトラクションで、各乗席には2本のシートベルトが装備されている。しかしウォンゲルちゃんはこのシートベルトを正しく着用できておらず、安全制御装置による警報が作動したが、無視された状態で発進したという。
結果、ウォンゲルちゃんは空中に投げ出され、近くのお化け屋敷の屋根に落下して死亡した。
■オペレーターの経験不足
安全制御装置が作動したにも関わらず、それが見逃された原因として、担当オペレーターの経験不足が指摘されている。
事件が起きた当時、アトラクションを担当していたオペレーターは2人。そのうち1人は今年8月5日に初めてトレーニングを受けた新人で、もう1人も事件が起きるわずか2週間前に採用されていた。