泣いたら追加医療費を取られた? 米国医療システムに非難の声殺到
診療明細書で見慣れない名目を見つけたアメリカ人女性が、驚きの請求理由をTwitterに投稿し、反響を呼んだ。
アメリカ人女性がほくろ除去の手術を受けたところ、「医師に精神的苦痛を与えた」として追加で医療費を請求されたことをSNSに投稿し、大きな話題を呼んだ。『Mirror』などの海外メディアが報じている。
■謎の診療請求
あるアメリカ人女性が、自身の身に起きたことを「ほくろ除去に223ドル(日本円で約2万5,000円)、泣いて追加料金」と皮肉ってTwitterに投稿した。
女性が投稿したほくろ除去手術の診療明細書の写真には、「Brief Emotion(短い感情)」という名目の料金が記されており、これは女性が手術中に泣いてしまったことで医師に精神的苦痛を与えたことに対する請求だという。
■米国医療システムに対する不満
女性のこのtwitterの投稿には、さまざまな反応が寄せられた。ある人は「この投稿がアメリカの医療システムに対する皮肉なのか、それともただのいたずらなのか判断が難しい」とコメントしたのに対し、女性は「これは真実です」とアメリカ国旗の絵文字付きで返信している。
また「金儲けの汚いやり方! 最近気持ちが沈んだことはないかとか、精神面について聞かれるたびにこの追加料金を取られている気がする」と加勢する人も現れた。
■他のエピソードも続々と…
他にも「私は親知らずを抜く手術中、それも抜くために親知らずを真っ二つにハンマーで割っているときに麻酔から覚めてしまったのです。再び麻酔下におくための追加料金を取られました」「最近発作を起こしてその後うつろになってしまったのですが、その際に『Emotional assist(感情的な支援)』という名目で請求されていました。理由を聞いてみると『あなたは動転していたから』と説明された」という声も。
アメリカで医師の治療を受ける際には、泣かないよう、そして動転しているように見られないよう気を付けたほうが、よけいな出費がなく済むのかもしれない。
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(文/しらべぇ編集部・原田パラン)