Facebookで車のパーツ販売していた男 写り込んだモノのせいであえなく逮捕
普段SNSに何気なく載せる写真。自宅の乱雑ぶりやぐあいや写り込んだ物など、意識して見てしまう人は意外と多い。
SNSに投稿する写真には注意が必要だ。思わぬものが写り込み、ある男性がこのたび逮捕されたことを海外メディアの『the smoking gun』などが報じている。
■車のパーツを販売目的で
逮捕されたのは、アメリカのミズーリ州に住むジェームス・カーツという38歳の男。カーツ容疑者は先日、自身のFacebookに、車の「三元触媒」の写真を投稿した。
これは、ガソリンおよびディーゼル車の排気経路に取り付けられる装置で、排出ガス中の有害成分をプラチナ、パラジウム、ロジウムを使用した触媒装置で酸化・還元することによって浄化するもの。同容疑者はFacebookを利用して、その新品のパーツを販売していた。
■背後に気が回らなかった容疑者
だがそのパーツの背後にあるテーブルの上には、覚せい剤の一種のメタンフェタミン(日本ではスピード、クリスタルメスとも)が大量に入った、ファスナー付きプラスチックバッグと注射器が。写真にそれらが写り込んでいることを、カーツ容疑者は気付いていなかったようだ。
覚せい剤の存在に気付いたFacebookユーザーが、ただちに警察に通報。9月29日、警察は捜索令状を取り、ブランソン郊外の都市リード・スプリングスにあるカーツ容疑者の自宅へ行き、覚せい剤と38口径の拳銃を押収し、逮捕に至った。
■以前にも犯罪歴が
警察の取り調べに対し、「写真に覚せい剤と注射器が写っていたことに気が付かなかった」と供述しているカーツ容疑者。この男には前科が多々あった。
子供の命を危険にさらした罪、麻薬不法所持、器物破損、家庭内暴力や保護観察期間中の違反行為などだが、ある事件で有罪判決を受けた際、銃器の所有が禁じられていたこともわかった。それを無視した罪は大変重いという。
■違法薬物に手を出さない自信は?
しらべぇ編集部が全国10〜60代の男女1,844名を対象に調査したところ、全体の61.6%が「身近に違法薬物があっても手を出さない自信がある」と回答した。また性年代別では、すべての年代で男性より女性の割合が高くなっている。
男性には多少なりともある、「かっこつけたい」「悪ぶりたい」という本能的な潜在意識。それゆえに興味本位で手を出し、抜け出せなくなってしまう人が多いのかもしれない。
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(文/しらべぇ編集部・桜田 ルイ)