妊娠に気づかないままトイレで出産した女性 救助隊の努力叶わず赤ちゃん死亡
すでに安定期に入っていた女性だが、妊娠には最後まで気づけなかった。
通常であれば、妊娠によって女性の体調は変化する。そのおかげで「赤ちゃんができた」と気づく女性もいるが、最後の最後まで自分が妊婦であることに気づかない人もいるようだ。
30代後半の女性はトイレでいきみ、そのまま出産。その結果赤ちゃんに死なれてしまったことを、『New Straits Times』『The Sun』などの海外メディアが伝えている。
■トイレで出産した女性
マレーシアで暮らしている女性(37)が、とても大事なことに全く気づかないまま、いつも通りの生活を続けていた。それはお腹に赤ちゃんがいることで、すでに妊娠7ヶ月だったにもかかわらず、出産が近いとは夢にも思っていなかったようだ。
この女性が先日トイレに入り用を足そうとしたところ、そこでいきなり産気づいた。分娩は一気に進んだとみられ、女性はそのまま出産。赤ちゃんは無事に生まれたが便器にはまってしまい、女性には助けてあげることができなかった。
■困難だった救出活動
通報を受けた救助隊がただちに出動し、トイレの中で困っていた女性に話を聞きあわてて確認すると、女性の言う通り赤ちゃんが便器につまっていた。
救助隊は、一刻も早く赤ちゃんを出してあげようと手を尽くした。便器を壊す必要があったというが、中にいる赤ちゃんを気づかいながら硬い便器を破壊することは、簡単ではなかったという。