ビートたけし、自民党総裁選をバッサリ 首相の国民投票制にも言及
ビートたけしが自民党総裁選や首相の国民投票制などについて語った。
■自民党総裁選をたけしが斬る
自民党総裁選で、岸田文雄衆議院議員が勝利した様子をまとめたVTRを見たたけしは、「総裁選はね、まあ結果的には、あ、また自民党内でやってくれましたね、いつものことをって」と語る。
そして、「結局これ結果は、誰がどう動いてるかってのは、組閣のときにわかるんじゃないの? どう動いたかって。冷や飯食うやつと、ああ、これでこう、派閥が動いているのがね」と分析。
これには元衆議院議員の東国原英夫も、岸田新政権の人事について「師匠がおっしゃったように、党役員人事、そして組閣を見て、どの派閥がどれぐらい動いたのかなってのいうのは、本当にわかります」と話した。
■国民投票制を提案
番組の終盤、たけしは「日本はなんで大統領選とか、総理大臣も国民投票やんないかね?」と問題提起。
続けて、「とにかく、民主党がとったときもあるけど、ほとんどこの国は自民党なんだよね。政権交代がないんだよ。政権交代自体は自民党のなかで政権交代をやってるんだよ、戦いが。だから自民党自体が日本の1つの政治であって、そのなかのいろんななんとか派、なんとか派が政権の戦いをやっているという構図だから」と話した。
■国民の声が届いていない?
日本は議会制民主主義のため、国民が直接投票で首相を選ぶことはできない。
今回のように政治家の投票などによって、党の総裁や代表が決められ、国会の首班指名選挙で首相決定される。そのようなこともあり、「国民の意志が首相選びに反映されていない」と感じる人もいる。
しらべぇ編集部が全国の10~60代の男女2,168名に実施した調査では70.8%が「国会議員の報酬は下げるべきだ」と回答しているが、その声は全く国会や議員に届いていないのが現状だ。
「日本も直接選挙で首相選びを」と提言したたけし。その論理に納得した人もいたようだ。
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(文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治)
対象:全国10代~60代の男女2,168名(有効回答数)