13歳娘の生理痛を男遊びの末の妊娠と思い込んだ父親 鼻で笑った妻に激怒し殺害
娘は警察に「父は少し前から精神的に不安定で、思い込みが激しかった」と話したという。
アメリカ・ミネソタ州で、思春期真っ盛りの13歳の娘の素行について夫婦が大げんかを繰り広げ、激高した夫が妻を殺害した。地元メディアの『KSTP.COM』が伝え、それに『NEW YORK POST』などが続いている。
■犯行後に自ら警察へ
9月28日、アメリカ・ミネソタ州ラムゼー郡セントポール市の民家で、夫が妻を拳銃で射殺するという事件が起きた。
ケイトリン・オルドリッジさん(41)を殺害したとして第二級殺人罪で起訴されたのは、夫のジョニー・レイ・オルドリッジ(46)。犯行現場は、自宅の2階にある夫婦の寝室だった。なお、この事件でジョニー容疑者は自ら警察に出向き、犯行を自白している。
■主張を妻に笑われて逆上
犯行の動機について、ジョニー容疑者は「13歳の娘が最近マセてきて、売春をしている疑惑があった。性的暴行を受け妊娠しているとわかり、娘の育て方をめぐって妻と言い争いになった」と供述。
自分の主張を笑われ、カッとなって拳銃を手にし、妻の頭部に向け発砲したと説明した。今年6月にガレージにいて発砲事件に巻き込まれ、手を撃たれて以来、常に拳銃を枕の下に隠し持っていたという。
■ひどい生理痛を妊娠かと…
一方、娘は警察の聞き取りに「そんなことは全然起きてない。ひどい生理痛に苦しんでいる私を、勝手に妊娠と思い込んだようだ」と説明。各種の検査を経て、それはすでに証明されている。
ジョニーは「娘が性的に活発だ、男遊びが激しいというのは妻から聞いた」と話しているが、それも妄想や思い込みであった可能性が高い模様だ。
■「父は精神不安定だった」
日本円で1億1,000万円という極めて高額の保釈保証金が設定され、ジョニー容疑者の身柄はラムゼー郡拘置所へと送られた。裁判で有罪判決が下った場合、最大で懲役40年の実刑判決が下ると予想されている。
なお、娘は「父は以前から精神的に不安定だった。今年6月の発砲事件以来、ますます言動が落ち着かなくなっていた」と話しているという。
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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)