50年にわたり里親人生を送った女性 「産めない体と知り前向きに」の告白が話題に

「買い物に行くからこの子を見ていて」と言ったまま、戻らなかった母親もいたという。

親子・母・娘・少女・女性・手を握る

何人もの幼い子の里親になり、その子たちをわが子のように感じながら大切に育ててきたという女性が、このほどTikTokに登場した。彼女はすでに70代。その動画をイギリスの『The Sun』が紹介し、女性たちの間で「女の人生とは」「母性とはいったい…」と話題になっている。


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■「買い物に行くから預かって」

TikTokに「Rosalinda@mamarosalinda」というアカウントを開設し、6万人近いフォロワーを持つロザリンダさんという70代の女性。

彼女がそのアカウントで、このほど「隣人だった女性が、『買い物に行くからこの子を見ていてほしい』と言って、まだ20代だった私に幼い男の子を預けて出かけたんです。ところが、いくら待っても戻ってこなくて…」と過去のショッキングな出来事を告白した。

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■里親としての始まり

しかしロザリンダさんは、警察に通報しなかったという。「かわいそうに、この坊やは母親に捨てられたんだと直感し、アデオラと名付け、その後は自分の子供として育てました」と話している。

実の父親が見つかり少年は18歳で家を出たが、孤独感には襲われなかった。里親としての人生に喜びを見い出していた彼女は、その後も親のいない赤ちゃんを複数名引き取り、育てていたのだ。

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■悩み多き人生

20代にはつらい経験が続き、人知れず悩む日々を送ったというロザリンダさん。愛する男性と結ばれたはずが、夫は彼女の姉を自宅の寝室に連れ込むなど浮気を繰り返し、わずか3カ月で結婚生活は破綻した。

また、婦人科のさまざまな検査を経て、医師は「あなたは子供を産むことは難しいでしょう」と告知。自分の子を産み育てることが困難だと知った彼女は、再婚をあきらめざるを得なかった。


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■母性とはいったい…

しかしそのことは、里親として生きる道を「これでいい」と自分自身で納得することにもつながった。こうして子育てに追われる多忙な数十年間を過ごしたロザリンダさんは、55歳で再び愛する男性と出会い再婚。「今はとても幸せよ」と話している。

最後の里子は、ロザリンダさんが40代だった1990年に迎えたローラさんという娘。小さくかわいい赤ちゃんだったが、今はもう親孝行ができる30歳だ。

ロザリンダさんの動画には、「血はつながらなくとも強い絆を感じる」「生みの親より育ての親」「母性とは…出産には関係ないのかも」など、主に女性たちから多くのコメントが寄せられている。

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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ

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