生後2ヶ月の娘にピアスの穴 「魔除け効果」「わが子のため」と主張の妻に夫が激怒
男性は娘の耳からピアスを外してゴミ箱へ。妻がこれに激怒し、夫婦はただいま冷戦状態だという。
さまざまな人生の悩みが打ち明けられる海外の掲示板サイト『Reddit』。なかでも、自分はそんなにおかしなことを言っているとは思えないが…と疑問を感じる人が集まる「AITA（Am I The Asshole）？」というフォーラムは大人気だ。
そこにこのほど、ある男性から幼い娘のピアスについての悩みが寄せられた。
■ピアスに反対していた男性
相談者は男性で、妻との間には生後2ヶ月のアリシアちゃんという娘がいる。ある日、その娘が耳にピアスをしていることに気づき、強いショックを受けたそうだ。
かねてから、妻には「自分の娘が幼いうちにピアスの穴を開ける親がいるけれど、ああいうのは嫌だな」と話していたという男性。それだけに裏切られたような気持ちでいっぱいになり、夫婦げんかが始まった。
■「魔除けの効果がある」と妻
「ピアスは魔除けのための伝統ある文化。痛みがわからない幼いうちにやっておくもの」と言い、娘のためを思ってのことだと主張する妻。男性は父親として「痛みが伴う以上、無理はしないほうが。本人が望む時が来てからでも」と返したそうだ。
男性はその後、妻がいないところで娘の耳からピアスを外すとゴミ箱へ。それに妻が激怒し、夫婦の間からは会話が消え、現在は寝室も別々だという。男性は掲示板で「自分はそんなに間違っているのか、ユーザーの皆さんどう思われますか」と尋ねている。
■ユーザーは男性の妻を批判
多くの人が「妻が事前に夫と相談せず、黙ってコソコソやるのが悪い。今後の不信感にもつながる」とコメントしているなか、経験者たちが登場した。
「私は親に感謝していない。成長とともに穴の位置が不ぞろいになって、結局は別の穴を開ける必要があった」「私は娘にそれをやって後悔している。穴にたまる皮脂、垢、臭いなどのケアが必要。それを怠ると大変なことになる」というのだ。
大半のユーザーが妻を批判しているため、相談者の男性はほっとしたことだろう。
■「海外のピアス事情とは別」
海外には誕生後、早期にピアスを始める国がある。イランでは生後6日目に、そしてアフリカのガーナを中心に暮らすエウェ族は生後7日目に、命名と同時に耳たぶに穴を開ける儀式が行われるという。また、もっと早いのはスペイン。生後2〜3日の女の子が産院で開けてもらうことも多いそうだ。
ただし今回の件で、掲示板には「そうした文化・伝統がある国を持ち出して、『だからうちも』というのはおかしい」という意見が。その後の手入れも大変とあっては、やはり本人がおしゃれに目覚めてからでもいいのではないだろうか。
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（文／しらべぇ編集部・浅野 ナオミ）
