横流しされた経口中絶薬で女性が早産 元看護師ら関与者全員に実刑判決
人命を守る立場にあった男が、とんでもない行動に…。その結果、ひとりの女性が早産していた。
医療従事者が知人に薬を渡し、知人がそれをある男に…。入手した男が妊娠中の恋人に飲ませていたことを、『Metro』などの海外のメディアが伝えている。薬を飲んでしまった女性の運命は…。
■薬を差し出した看護師
2018年のこと、イギリスで看護師として働いていた男(30)が、経口中絶薬を入手。それを大学で知り合った友人に手渡した結果、その友人からさらに別の男に提供するという事件が起きた。
最終的にこれを手にした男には妊娠中のパートナーがいたが、子供を望んでいなかったため「これを飲ませて赤ちゃんだけ始末しよう」と決心。女性は服用を望んでいなかったというが、無理やり飲まされたと伝えられた。
■早産した女性
2018年3月24日から4月20日にかけ薬を飲むよう強いられたという女性だが、すでに妊娠週数が進んでいたため、胎児が死亡する事態は免れた。しかし女性は同年4月下旬に妊娠30週にも満たない状態で早産。生まれた赤ちゃんの健康状態は、極めて悪かった。
その後に男たちの電話での会話の内容がもれ伝わり、看護師の関与が明らかに。そのため看護師は身柄を確保されたが、反省した様子も見せず、懲役3年の実刑判決を言い渡された。